粗大ごみと自費出版

ゴミステーションに置き去りにされる、粗大ごみ家具をみかける度に、まだ使用できるものを易々と処分する現代人の気持ちに何か寂しさのようなものを感じています。もちろん、生活スタイルに変化が生じる時には、家具の入れ替えがある事は理解できますが、まだ十分使用できるものを、簡単に捨てる人々の心に、長年家具を愛用するような気持ちが根付いていないのではないかという懸念を想うこの頃であります。簡単に手に入ったものは、簡単に処分されてしまう流れができているのかもしれませんが、きちんとした粗大ゴミの手続きをされずに、道路に放置されたままの家具などを地域周辺に見かける事例もあります。そうなってしまうと、迷惑なゴミという地域を汚染する存在にもなり兼ねません。家具を購入する際に、長い年月を共に暮らす事を踏まえた上で、購入する人々が増えて欲しいと願う日々に、何か部屋作りのインテリアデザインをまとめたような本の出版を試みたいという気持ちが溢れてくるようになりました。人々に目には見えない心の形があるように、インテリアには、人々の心の内面を映し出すような造形があるように思えてならないのです。リーズナブルな家具ショップも便利で、私自身も頻繁に利用しますが、実際に購入を考える時は、長い時間を要する事もあります。それくらい私達は、コンビニエントに買い物ができる時代に、不要なものを買い込んでいるような気がしてならないのです。家具を長年愛用する気持ちは、物との時間を大切に育む時の流れを常に意識するようになります。自費出版という勉強を進めるにつれ、生産と消費の関係が、打ち捨てられた粗大ごみに重なり、改めて考えていく必要があるのではないかと思わされるのです。

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